The Creation

数えきれない球体の群と光、サウンドによる壮大なライティングアート。シーンは「Birth」「Shine」「Vortex」の3部によって構成される。

圧倒的な光の群によって躍動する事象が「宇宙や自然」の起源を想像させながらも、
人工物を築き上げる「人間」の豊かな創造性や、力強く湧き上がる創造性（The Creation）を表現。
光とオブジェクトによって視覚化される、唯一無二の没入型空間。

設計プロセスは、最初に銀河のような点群のヴォリュームをデジタルによるCGと物理シミュレーションによって生成。
その３次元座標位置に沿って、サイズの異なる「透明」と「半透明」のアクリル球を約20,000個配置した。
全周から12台のプロジェクションによって、無数の光群が力強く明滅。動きながら変化し、時に大きな光の塊となる。

アートワークの構造は、極めて近接する球体を３次元の設計に対して正確な座標で設置。極細のワイヤーで1点1点吊ることによって、特別な浮遊感を生み出した。
半透明の球体は光を吸収し発光するヴォリュームとなり、透明の球体は光を反射しシャープな輝きを作り出す。
その球体に対して、全方向から映像投影する事によって、LEDやレーザー投光では不可能な光の質感とカラーグラデーション、シームレスな明滅を実現している。